
熱交換器製造装置Heat Exchanger Solution
熱交換器製造装置に関するお問い合わせ熱交換器は自動車、鉄道、航空機など、さまざまなモビリティに不可欠な部品です。
特に自動車では、以下の製品に多く使用されています。
- コンデンサ / エバポレータ(カーエアコン)
- ラジエーター(エンジン冷却)
- EGRクーラー / オイルクーラー(排ガス規制・燃費向上)
- ヒートシンク(PCU冷却など)
これらの製品の製造には「真空ろう付け法」が採用されており、従来主流だったフラックスを用いた大気炉に代わり、環境負荷を抑える「脱フラックス」の手法として注目されています。
熱交換器のろう付には、炉内の温度均熱性能が極めて重要です。
また、アルミろう付では副生成物であるマグネシウム(Mg)対策として、トラップ機構が非常に効果的です。
アルバックの真空ろう付け炉は、優れた均熱性、高い生産性、そして環境負荷低減への対応を実現します。これにより、熱交換器製造におけるあらゆる課題を解決します。
INDEX
ステンレス鋼、銅のプレート熱交換器における課題解決
- 課題
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- 歩留まり向上と不良品率の低減
- 搬送中の荷崩れやろう材の落下防止
- 解決
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- ロット内で高い均熱性(1100±5℃)を実現、品質および生産性向上に寄与
- ラック&ピニオン方式を採用した安定した搬送機構で、荷崩れやろう材落下を防止
- 特長
キャリアハンガー方式および分割温度制御を採用
アルミろう付けにおける課題解決
- 課題
アルミろう付けで発生する酸化マグネシウム(MgO)の清掃負担を軽減
- 解決
加熱エリア近傍に設置されたMgトラップ機構が、プロセス中に発生する酸化マグネシウムを効率的に回収し、清掃頻度を大幅に削減
- 特長
フラックス不要の真空ろう付けプロセスで、環境負荷を低減
安定したろう付性能と効率的な生産ライン
- 課題
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- 炉内部品(ヒーターや断熱材)の劣化によるメンテナンス頻度の増加
- 酸素分圧を低下させることで、製品の酸化を防止
- 生産ラインのフットプリントを最小化し、積み込み・積み出し作業を効率化
- 解決
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- 真空保持構造のろう付室により、製品の酸化を防止しながら安定した品質を提供
- 標準装備のキャリアガス方式により清浄な雰囲気を維持
- 高生産性のため、リターンラインを標準装備し、効率的な搬送と省スペース化を実現