微噴凍結乾燥TM 装置/マイクロパウダードライTMシステム
μPDシリーズ
真空中に直接液体を噴射し、水分の蒸発による自己凍結で凍結粒子を生成し、凍結乾燥する技術であり、液体から直接凍結乾燥粉体を得ることができる画期的な技術で、これまでに無い粉体製造技術です。 無菌製剤量産用として、粉体充填から巻締めまでを一貫ラインとして構築したシステムも開発しました。
用途
- 医薬品
- 健康食品原料
- 食品原料
- 化粧品原料
- 電子材料
特長
- 自己凍結による超急速凍結プロセス
- 空中で凍結するため球状の粉体
- 液滴から凍結のため、濃度勾配の無い均質な粉体
- 蒸発面積が広く乾燥速度が速い
- 粒単位の凍結乾燥体
- シャープな粒度分布
- 粉砕・分級等の粉体製造プロセスが削減可能
仕様
μPD400 | LyoMoment | |
粒子径 | 100μ 〜 400μ | 50μm 〜 100μm |
処理水分量 | 5L | 100ml |
棚温度制御範囲 | -40ºC 〜 60ºC | -15ºC 〜 30ºC |
真空調節範囲 | 5Pa 〜 30Pa | N/A |
コールドトラップ温度 | -60ºC | -60ºC |
概略寸法 | 1500W×1700L×3300H | 620W×800L×1300H |
マイクロパウダードライシステムで乾燥した粉体の粒度分布(100µmノズル)
マイクロパウダードライシステムで乾燥した粉体の粒度分布(200µmノズル)
SEM画像
サンプル :マンニトール水溶液
ノズルサイズ:400µm
マイクロパウダードライシステムで乾燥した粉体の再溶解性
サンプル :アルブミン
ノズルサイズ:100µm
粒度分布
再溶解性
マイクロパウダードライシステムで乾燥したアルブミンは通常の凍結乾燥で乾燥したアルブミンと比較すると、3倍の再溶解性を示しています。
マイクロパウダードライシステムで乾燥した粉体の活性
サンプル :酵素
Collagenase type 4 0.18wt%
(CLS4, Worthington)
Phosphate buffer 0.14wt%
Mannitol 1.82wt%
ノズルサイズ:100µm
乾燥時間 :23時間
SEM画像
装置概略図
µPD400 - 研究から生産向けで、柔軟に対応可能な大きさです。
LyoMoment - 卓上型マイクロパウダードライシステムです。教育機関や一般企業向けで、基礎研究を目的に開発されました。