走査型オージェ電子分光分析装置 (AES/SAM)
PHI 710
オージェ電子分光法 ( AES: Auger Electron Spectroscopy) は、試料に電子線を照射したときに放出されるオージェ電子のエネルギーを測定し、試料表面の元素組成および元素分布を得る分析手法です。
PHI 710 走査型オージェ電子分光分析装置は、8nm以下のオージェ電子空間分解能を保証している世界唯一のオージェ分析装置です。アコースティックエンクロージャを標準装備し、従来のオージェ分析では不可能であった50万倍での低ドリフト(測定位置がほとんど動かない測定条件)でのオージェ分析が可能となり、真のナノメートルレベルでの微小部オージェ分析を実現します。
特長
仕様
SEM像分解能 (25kV) | ≤ 3 nm |
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AES空間分解能(20kV,1nA) | ≤ 8 nm |
感度 | 700 kcps ( CuLMM ) @ 10 kV, 10 nA |
エネルギー分解能 | 0.5 % 以下 (HRモード 0.1~0.5%) |
到達圧力 | 6.7 × 10-8 Pa以下 |
ソフトウェア | SmartSoft™-AES(測定ソフトウェア) |
PHI MultiPak™(解析ソフトウェア) | |
オプション | 6試料パーキング機構、試料冷却破断機構、EBSD、反射電子検出器、イントロカメラ、イントロコールドカソードゲージ、トランスファーベッセル、サーモバルブ |